ParallelsでVagrant - 自分用Boxを作る

前記事で、Parallels DesktopをプロバイダとしてVagrantを動かす。という所までやったので、
今度は自分用のBoxを作る編。

Mac OS X 10.9 Maverics / Parallels Desktop 8を使ってます。

ruby / PythonなどはOS標準でインストールされている物を使用。

今回は、最小構成 CentOS 6.4 のBoxを作ってみます。

下準備

http://www.parallels.com/downloads/desktop/

からSDK（自分のはParallels ver.8なのでParallels Virtualization SDK 8 for Mac ）をダウンロードしてインストール。

/Library/Frameworks/ParallelsVirtualizationSDK.framework/Versions/6/Libraries/Python/2.7/prlsdkapi

というのができている。

ruby の bundlerというのを入れる（依存関係などをうまく解決してくれるツールらしい）

sudo gem install bundler

veeweeを使ってBox作成

veeweeというのがBoxを作るツールのようですね。

veeweeのダウンロード(githubからクローン）してインストール（ホームにveeweeフォルダを作成してます）

git clone https://github.com/jedi4ever/veewee.git ~/veewee
cd ~/veewee
sudo bundle install

テンプレートから定義ファイルの作成

bundle exec veewee parallels define 'CentOS-6.4-min' 'CentOS-6.4-x86_64-minimal'

veeweeのdefinitionsの中にCentOS-6.4-minができる
その中の、"definitions.rb" ファイルを編集、

     #"virtualbox.sh",
     #"vmfusion.sh",

というようにコメントアウト。で、Box作成

bundle exec veewee parallels build 'CentOS-6.4-min' --workdir=/Users/ducky/veewee

（workdirはご自分の環境の合わせて）
最初の方で、ダウンロードする？って聞かれるのでYesと返事。その後ダウンロードなどが自動で行われ、しばらくするとすると

こんな感じでParallelsでインストール開始！
また放っておくと勝手にVMが再起動などしながらなにやらインストールが続いているのしばらく待つ・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・ 

The box CentOS-6.4-min was built successfully!
You can now login to the box with:
ssh -o UserKnownHostsFile=/dev/null -o StrictHostKeyChecking=no -p 22 -l veewee 10.211.55.8

っということでインストール完了。 最終行のをコピペしてsshでログイン。（パスワード  veewee / IPアドレスはParallelsの自動割当てで付いたやつなので環境によって違うかも)

追記：ここで Parallels Toolsのインストールを行った方が良いというのことを後で理解したので、追記します。10/31/2013

Parallels Toolsのインストール

Parallels Toolsを入れることで、共有フォルダのマウント機能が生きるようです。
Mac側のVagrantを起動したディレクトリと、VM側の /vagrant が共有されます。 

Parallelsは立ち上がった状態にしておく。
閉じてしまった場合はParallelsのPCリストに、CentOS64_xxxxxxxx（何かのID番号）というのがあるのでこれを起動。これがVagrantでインストールしたやつ。

上のスクリーンショットの最下部の小さいアイコンの右端の歯車が赤くなってるのをクリックすると、インストール方法など書いたダイアログが出て、「続ける」を押すとToolsの入ったisoがマウントされます。

インストール方法はダイアログの通りですが入れたLinuxの種類によってやり方が違うようです。
CentOSの場合、

最小構成インストールの「CentOS」に「Parallels Tools」をインストールする方法 - ICT BLOG

こちらを参考にさせていただきました。

Parallelsの画面上でそのままrootでログイン（パスワード  ‘vagrant’）して

mkdir /mnt/dvd
mount /dev/dvd /mnt/dvd
mount -o exec,remount /dev/dvd /mnt/dvd
cd /mnt/dvd
./install

特に問題なく入った模様です。

shutdown -h now

などで、仮想環境を一旦終了。Parallelsも終了してもOK。

---------------------------------------追記ここまで

BoxのExport

bundle exec veewee parallels export 'CentOS-6.4-min'

で無事Box作成!
 

vagrantに追加、起動

veeweeフォルダの中で作業していたので、そこに「CentOS-6.4-min.box」というのができています。

次にBoxを追加

vagrant box add CentOS6.4 ~/veewee/CentOS-6.4-min.box --provider=parallels

BOXが完成しておる。

作業したいディレクトリに移動し、

vagrant init CentOS6.4
vagrant up —-provider=parallels

で起動。（次回からは「vagrant up」のみでOK）

vagrant ssh

とすれば、無事繋がります！
この後、ツール関係のインストール。ってことになるのかな。また勉強 

参考にしたサイト

• Using Parallels Desktop as Vagrant Provider - Lincoln Lee氏
• ツールを使いたいだけの人のための bundler 入門 (例: vagrant + veewee)
• Veeweeでplenv入りのBoxを作る! - Masteries

などなど！感謝！！