iMac 2006のCPU交換、HDDをSSDに換えて快適！

iMac early 2006… ちょうどCPUがインテルに切り替わった初期のMacです。
CPUはインテル Core Duoというやつで Core 2 Duoではありません。32bitなのです。
今のものに比べたら遅いんだろうなーと思いつつも、割と普通に使えてきたんだけどもそろそろ使えないアプリも増えてきました。
Adobeの最新のCS6なんかもそうです。デモ版で試してみたら起動しません。
というわけで、CPUをCore 2 Duoに交換します。
ついでに容量が厳しくなってきたHDDもSDDに交換です。

ググってみたらちょうど同じことをやってらっしゃる人がいて、(寝ても半畳(´∩｀。)さん）ひそかに勇気をもらいました（笑）

このMacに合うのは intel T7600というCPU。core 2 duo / 2.33GHzというもので、
ヤフーオークションで入手。
モバイル用のCPUなのでそれほど多くはありませんが常に数個ずつは出品されている感じ。
8000円〜10000円前後でしょうか。

まず分解

手順はここでは特に書きません。
iFixitと言うサイトが英語ですが非常にわかりやすく手順を教えてくれてます。
念のためロジックボードを止めているネジのページだけプリントしておきました。
実はHDD交換などで何度か分解はしてるのですが、ロジックボードまで全部ばらすのは2回目ぐらいです。

ネジとコネクタを外していくだけなんだけども…毎度面倒ですこれ。
ケーブルを無理に引っ張って壊さないようにだけ注意しましょう。 このMacでは無いですが、前に一度やっちゃいました。

CPUチェンジ

ヒートシンクの右がCPU、左がGPUです。ついでにGPUのグリスも塗り直しました。
案の定、グリスはかさかさに乾いてました。

元のCPU（乾いたグリスを拭いた粉が残ってます）。ソケットについているスポンジを丁寧にはがし、ネジのようなものを回すと簡単に外れます。向きを合わせてのせてまたネジを戻せば終わり。向きは一つしか合わないので間違えることはありません。
グリスの適量とかはよくわからないので、こんな感じで塗りました。

新CPU。中心の黒い脳みその部分の大きさが倍ぐらいになってますね。 期待できます。

SSD到着は次の日の予定だったので、とりあえずこれで元に戻して動作チェック。
全く問題なく動きました。 これだけでも結構早くなってます！
ただし、Lion以降はインストールするにはちょっと大変なようでやっていません。10.6.8での使用です。
CPU自体は対応してるようですが、機種チェックではねられてMac App Storeで購入させてもらえません。

SSDに交換

次の日に注文していたSSDが到着。256GBでは安かったシリコンパワー製のものです。（シリコンパワー 2.5インチSolid State Disk 高速転送 SATA(SATAI/II)準拠 256GB SP256GBSSDE25S25 →Amazonへ)
SSDは2.5インチサイズなので3.5インチHDDサイズに合わせるためのマウンタも一緒に。（アイネックス 2.5インチSSD/HDD変換マウンタ 2台用 ブラック HDM-06A-BK →Amazonへ ）

まあどうせ1年もすれば同じ値段で容量が数倍とかになってるんでしょうけど…HDD容量が逼迫してたので…とやっぱりスピードが欲しかった。

マウンタにつけたところ。

CPUに比べればHDDの交換はたいしたことはありません。
SSDの上にくっついてる小さい基盤は温度センサ。元々のHDDに両面テープ？でついていたのをそのまま貼付けてます。
あとは蓋を閉めて終わり。

SSDは容量がHDDに比べて限られてるため（GBあたりの単価も高いし）大事に使います（笑）
システムはSSDにインストール。ユーザーの領域もSSDにしますが、ピクチャなどの実際のデータは外部USB2接続のディスクを使うことにしてしばらく様子を見ます。
インストールはDVDをUSBメモリにコピーしてあったものを使いました。（コピー方法はいくつかのサイトで解説してくれています→Link）
あっという間に…とは言わないですが15分ぐらいでインストール完了。

とにかく早い！！
というのも、今まで使ってたHDDが容量使い過ぎのためで断片化でもたまっていたのかかなりスピードが遅くなっていたのです。
Macの起動ボタンを押してから10分ぐらい待たされるようになってしまってました。
それがSSDだと起動して15〜20秒でもう使えるようになっています。感動的です（笑）

このearly 2006という機種はハードウェアの制限でメモリが2GBまでしか積めません。
昨今のソフトだとあっという間にHDDの仮想メモリを使うことになってこれが遅さの原因にもなっていたのですが、数日使ってみていてそういった引っかかるように遅くなることもなく。ずいぶん快適になりました。

このMacにはもうこれ以上お金をかけることは無いと思いますが、まだまだこの古Macでがんばれる仕上がりとなった気がします。