Novation nocturn25

MI7さんのつぶやきにのせられて、Novation nocturn25キーボード（アウトレット）を買ってしまいました。

市販よりかなり安い価格で、実際届いてみたらアウトレットとは言え中身は新品だったのでお得！
ちょっと足せばディスプレイ付きのかっこいいRemote SL Compactもありますが、
ご予算とかいう厳しい現実の都合もありますので、ポップでシンプルな見た目はコッチのほうがいいよね。ということにしました。
そして初Automap！

Automap!?

ソフトシンセなどは、ほとんどの場合マウスを使って画面上のツマミやスイッチをポチポチぐりぐりやってコントロールするのですが、
そこにMIDIコントローラーを加えると、実際のツマミを動かせば、画面上のツマミが動く・・・っていうリモコン感がたまらないのです。

普通のMIDIコントローラーだと、だいたいはMIDIコン→音源への一方向の通信で、MIDIコン側であらかじめ組んであるパッチに従ったコントロールチェンジ信号などが音源側に送られるわけです。
ライブ用なんかである程度決まったパラメーターだけ送れればいい場合は全然それで問題ないですが、
シンセの音作りをする場合など深いパラメーターまで触りたい場合などは「えっとこのツマミはなんだっけ？」って感じでいちいち確認しなくてはならなかったり、また今のMIDIコンのツマミの位置に価が飛んでしまったりという問題もありました。
その辺を双方向通信で、ある程度解消するのがAutomapの仕組みです。（Automapを使わない普通のMIDIコントローラーとしても使えます）

例えばREASONの場合、最初にAutomapServerというソフトを立ち上げてからREASONを起動します。（vstやAUプラグインを使うソフトの場合は自動でAutomapServerは起動してくれます）
あとは例えばSUBTRACTORを作れば AutomapServerにSUBTRACTOR用のパッチセットが自動的に表示されてnocturnのツマミのLEDは今のSUBTRACTORの値に合わせて光ります。
SUBTRACTORのプリセット名なども表示してくれます。

もちろん８個のツマミでは全然足りませんが、nocturnのページボタンを押すことによってオシレーター系のページとかフィルター系のページとかに切り替えることができるのでほとんどのパラメーターにアクセスが出来ます。
このパッチは予めnovationで作ってあるものなのですが、ちょっと足りない部分もあります。
そこは簡単なLearn機能が威力を発揮します。
nocturnのLearnボタンを押して、REASONの画面上でツマミをちょいと動かして、nocturnのツマミにタッチ。これだけです。まさにClick, Touch, PLAY!

しかし各シンセのなけっこうな数のツマミとnocturn上のツマミとの関連を覚えるのは難しいですね。
なので、ディスプレイの一切無いnocturnではやはりAutomapServerの画面は出しっぱなしにしなきゃならないです。
というわけで、使ってなかった古いモニタを引っ張り出してきてセカンドモニタとしてつなぎ、AutomapServer専用ディスプレイにしてみました。

ちょっと贅沢すぎる気もしますのでUSB接続の小さいサブモニタ なんかがあるといいかもしれないすね。

鍵盤

鍵盤はFatar製とのことで、でもそれがいいのかどうかは正直触ってみるまでよくわからなかったんですが、実際弾いてみると・・・
なんか良いのです。１個１個の鍵盤が微妙にかまぼこ状になっていてこれが弾きやすい。なんで弾きやすいのかは感覚的なものでしかよくわかんないですけど・・・調子よく弾けます、がそこは25鍵盤の悲しいところ。端っこから指がはみ出します。49鍵盤以上の物が欲しくなりますねこれ。

まだAutomapなどは勉強中ですけど、面白い仕組みだと思います。
有料のAutomap Proにアップグレードすれば、さらにPCのキーボードショートカットを記憶できたりとかするみたいですが、
いまいち違いなどはよく把握していないので、それはまた必要になったら考えてみます。

nocturnはMIDI端子は付いてなく、ほぼソフトウェアシンセのコントロール用としての物で、覚えるまではAutomapの画面も出しながらじゃないととても使えない感じではありますが、「音楽用のPC周辺機器」と考えるのがいいですね。
自分のよく使うReason/recordなんかはほぼ理想的な形でコントロールできますので、なかなか良い買い物でした。